物置き

config.cacheが悪さをした

先日、作業場所でのNAS入れ替えに伴い、複数人で共用している環境のホームディレクトリのパスが変更になった。
それに伴い、$HOME/local以下にインストールしていたVimを起動するたびにエラーがでるようになってしまった。
原因は、$HOMEのパスが変更されたことにより、Vim内で使用される環境変数$VIMが示すパスが無効なものになってしまったため。


ヘルプをみたところ、$VIMを明示的に設定しなかった際のデフォルト値は、コンパイル時に指定したパスになるみたい。
明示的に設定すればいい、という話ではあるけど、設定しないと毎回メッセージがでる、
という状況は気持ち悪いので、現在のパスにあわせてVimを再インストールしなおすことにした。


その際、configureを実行したところ、Pythonのバージョンチェックでひっかかる。
チェックの際にNAS移行以前のパスを参照し、その結果Pythonがない、という判定がなされてしまう。


調べたところ、configureは実行した際にconfig.cacheファイルを作成し
再度configureを実行した際、環境のテスト処理の際に、このconfig.cacheを再利用するらしい。
これが原因でPythonがないものと見なされていた。
config.cacheを削除して、configureを実行してみたところ、問題なく完了することができた。


makeしなおすついでにKaoriya版のパッチも当てて、
メッセージが日本語表示になったりしてめでたてめでたし。