いくつか機能追加しました。
追加した機能
PDICテキスト形式の辞書データの取り込みに対応
以前はPDIC1行テキスト形式しか対応しておらず、
英辞郎を持っていない人は利用することができない、というものでした。
PDICテキスト形式だと、下記のサイトで公開されているGENE95辞書ファイルを
利用することができます。
GENE95辞書
http://www.namazu.org/~tsuchiya/sdic/data/gene.html
外部検索機能の追加
今までは内部データベースを使った英和辞書機能しかなかったのですが、
外部サイトを利用することで、いろいろできるようになりました。
具体例としては、Google Translateを使って
選択したテキストを日本語->英語または英語->日本語に翻訳したり、
アルク検索を使って和英検索を行ったりすることができます。
あと、あまり実用的ではないかもしれませんが(ブラウザでやれ的な意味で)、Wikipedia検索などもできます。
operator-user対応
opeator-userというスクリプトを使うと、operatorを簡単に定義できるのですが、
これを併用することで外部検索機能を実行しやすくなります。
たとえば、GoogleTranslate翻訳をoperator-userに登録し、
それを「gt」にマッピングしたとすると、
「gtis」キー一発で文章単位の翻訳ができたりします。
実行例
Google翻訳
英語->日本語翻訳の設定
call cursoroverdictionary#add("gt", "http://www.google.com/translate_t?langpair=auto|ja&text={word}", "utf-8", "sjis") call cursoroverdictionary#set_trim_pattern("gt", '<span id=result_box.\{-}>', '</span>') call cursoroverdictionary#set_user_agent("gt", "Mozilla/4.0 (ja)") " operatorをgtキーにマップ map gt <Plug>(operator-cod-gt)
文章を選択してgtキーを押すと翻訳結果が表示されます
↓結果
gtisキー(operator + motion)で、文単位の翻訳もできます。
実際のところは、gtキーには標準で割り当てられている機能があるので
実際に設定する場合は、割り当てるキーを考える必要があります
日本語->英語翻訳の設定
call cursoroverdictionary#add("gte", "http://www.google.com/translate_t?langpair=auto|en&text={word}", "utf-8", "sjis") call cursoroverdictionary#set_trim_pattern("gte", '<span id=result_box.\{-}>', '</span>') call cursoroverdictionary#set_user_agent("gte", "Mozilla/5.0 (ja)")
アルク
設定
call cursoroverdictionary#add("alc", "http://eow.alc.co.jp/{word}/UTF-8", "utf-8", "utf-8") call cursoroverdictionary#set_trim_pattern("alc", '<div id="resultsList".\{-}>', '\t\t\t\t</div>') call cursoroverdictionary#set_user_agent("alc", 'Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.0.6) Gecko/2009011913 Firefox/3.0.6')
コマンドラインからの実行
Vimperatorのmulti_requester.jsのalcコマンドみたいな感じです。
(サイトの利用規約的には駄目そうですが)
必要なもの
外部検索機能を使う場合はcURLが必要になります。
注意
- cURLのバージョンによっては動かない場合があるかもしれません
(cURL 7.10.8で実行したところ、なぜかGoogleTranslateがうまく動作しませんでした)
- 外部検索の結果表示の際、数値文字参照はデコードしていません
ダウンロード
外部検索機能の設定方法については、上の実行例とヘルプファイルを参考にしてください。